見積もりをするときには、部材数量を拾ったり面積を拾ったりすることがよくあります。
そのときに活躍するのが、このスケッチアップです。
施工図ではありませんので、精度の高い拾いは出来ませんが、
それでも、それに近い精度の拾いが出来ます。
今回はバルコニーの床面積を求めるのに、こちらが役に立ちました。
線ツールと円弧ツールで面データを作成し、既存データも見えるように
マテリアル不透明度50%のカラーにしました。
面積はウィンドウ/エンティティ情報から求められます。
壁面積もレポート生成で求められますが、後処理が面倒ですので
エンティティ情報から面積を求め、それをツール/テキストで図面上にメモし、
それをもとに電卓で計算した方が実用的ではないかと思います。
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図1
アール型のバルコニー
──────────後日談
上記で、床面積を拾うことができました。
しかし、防水には立ち上がり部分がありますのでこちらにプラスしなければなりません。
アール状の床では拾いがむずかしい部分があります。
それを、オフセットツールでやってみました。
便宜上立ち上がりを300ミリとします。
SketchUp、エンティティ情報では、床面積は9812111平方ミリ。
立ち上がり部分は、5001641平方ミリと表示されます。
ですので床は9.8平米、立ち上がりは5.0平米、合計で14.8平米となります。
ピンクの部分が床、赤の部分が立ち上がり部分です。
四隅の部分は実際には施工しない部分ですが、重ねの部分がありますので
誤差の範囲と考えます。

防水面積の拾い
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